果たして占いは当たるのか?その⑥
前回までの記事はこちら↓
ゲッターズ飯田という嘘つきを信じて失敗した私が次に手を出したのが「方位取り」という幸せのチャージ方法。
早速本を購入し色々と調べます。
「俺は三碧木星という星なのか・・・」
「運気の良い方角には特徴があって、それぞれの方角でやるべきアクションや食べるべきものがあって運気を自分の中に溜め込む。と・・・ふむふむ」
「さらに月ごとに良い運気が何倍も得られるラッキーな方角も決まってる・・・へぇ〜」
ここまで読んで「ウソつけ!」と思っている方、正解です。
工場で働く手前、やはり災害に巻き込まれたくない為に手を出してしまいましたが、やーっぱり占いなんて当たりませんよ。それを実感したエピソードがあります。
休日の朝、私は事前に調べておいた「良い方角」とやらに向かうため車を走らせました。
20キロぐらい離れている「吉方位」で運気を上げるためコンビニで食べ物を調達します。
白い液体が良いから牛乳、塩辛いものが良いから漬物。海の物と穴が空いてる食べ物がいいから竹輪。
物凄く食べ合わせが良くない。
一緒に食べたくないものばっかりでげんなりしますが、運気を上げるためには仕方の無いことです。
車の中で買ったものを摂取して一息ついたとき、クシャミが出そうになりました。
へっくしゅん!!グキッ!!!!!!
くしゃみの衝撃でぎっくり腰になりました。
元々腰は悪かったんですが油断しました。運気はたった今上げた筈なのに・・・
それから一週間ぐらい仕事に穴を空けることになってしまいました。ちくわ食べたから穴が空いたのかな?アホンダラ。
そこから徐々に洗脳が解けていきます。
「もしかして、当たらない?」
不信感を抱きながらも私は方位取りを続けていました。どうしても怪我だけは嫌なのです(腰の怪我は喰らってますが)
そして方位取りと決別する日が訪れます。
その日は丁度仕事先が吉方位。しかも普段の12倍ものパワーを頂けるという超ラッキーデー。
運気マシマシでそのパワーを頂くために朝早起きして会社近くのコンビニでその日のラッキーフード、麺類を頂きます。
「よーし、頑張って働いて運気貯めるぞ〜」と意気揚々と仕事してたら怪我しました。
鉄工所勤めの方はわかると思いますが、サンダーで削ったものが飛び散って左手に直撃しました。
結果、絆創膏貼ってりゃ大丈夫な程度の怪我なので大したことは無いんですか、さっき12倍の運気貯めてた奴が血を流しますかね?????
私は完全に占いに対して冷めてしまいました。
「幸せになれるって言いながら、実際には実害が出でる。これはもう占い師側からしても言い訳が効かないぞ」
こうして私は占いを信じることは無くなり、過去の自分は「洗脳を受けてたヤバい奴」だと悟ったのです。
お待たせしました。次回、占い師に対する悪口をお送りします。