プロコスプレイヤーえなことマツコデラックスが俺の偏見をねじ伏せ、宇垣美里アナが俺の偏見をこじ開けた話
「コスプレ」
一般的には「普段しない様な格好をする事」を言いますが、今回お話したいのはナースとかスッチー(死語)の方ではなく、アニメやゲームなどのキャラクターを自身の身体で表現する方法。
こちらのコスプレの話です。
何を隠そう、私はコスプレする人が嫌いなんです。
正確には「ナルシスト」が大嫌いなんですが、あんなのナルシストじゃないと出来なくないですか?
だって自分の好きなキャラを背負って身に纏うんですよ??僕にはそんなこと出来ませんよ。
そもそもナルシストが嫌いなのは「愚かの究極形」だと思っていて、自分自身の価値が高いと思ってるのがにじみ出ていて本当にクソだなと。
見るに耐えないんです。
「俺、凄い」「アタシ、カワイイ」と胸を張って言っちゃうような奴を見ると「うるせえよ!!!」って思うわけです。
「謙虚になれ」という意味ではありません。「お前からにじみ出てるそれは愚の骨頂だからその部分を出すな」と言いたいんですよ私は!私は!!!
そんなコスプレ大嫌いおじさん真っ只中のある日、大好きなバラエティを観ていたらある女性が出演されていました。その人が、プロコスプレイヤー・えなこ。
「プロのコスプレイヤー???」
ちょいとワケがわからぬ。お金獲ってるの?ん??どゆこと???
と思っていたら、その「えなこ嬢」のコスプレ写真が紹介されてました。その写真を見た私は思いました。
「これ・・・グラビアじゃんか・・・」
私はグラビアは普通に見ます。むしろ好きです。
その時私の心に少しばかりの変化が訪れます。
「ええやんけ」
そう素直に思いました。
しかし、今までの拒絶反応が変な風に邪魔をして
「じゃあコスプレとグラビアは何が違うの?どっちもナルシストって意味では一緒じゃない?なんでコスプレだけが嫌なの」
と自問自答します。
勝手に己に質問を投げかけ、勝手に苦しんでいます。一人で勝手に。
そんな中「マツコ会議」で「コスプレイヤー」を取り上げるとの情報が。
ピンと来て録画しました。普段見てないのに。でも私の直感は正しかった様で、マツコさんは
「普段の自分じゃない姿になるって事はコスプレも女装も一緒なのかもね」
と言ってました(確かこんな言い方だったはず)
なるほど。
自分の中にある変身願望がコンプレックスを隠してくれる。それがコスプレなのだと。
そう考えるとコスプレというものも悪くない。そうマツコ会議で学びました。やはりマツコさんは凄い。
マツコ会議をきっかけに私の偏見は無くなりました。ネットで流れてくるコスプレ写真も以前とは違い穿った見方をしなくなりました。
そう、あの人が現れるまでは・・・
皆さんもネットニュースで見たことがある事でしょう。元TBSアナウンサー「宇垣美里」のコスプレ姿を!!
SNS上でもこの画像が出回り、ヲタク達が歓喜に沸いてる時に、私だけはこう思いました。
「うわぁ・・・似合い過ぎてる・・・アナウンサーなのに」
まるで職業差別みたいな言い方ですが、そういう事じゃなくて「あまりにも自信満々に撮られてねえか?」と思っちゃうんです。
そして極めつけはこれ
「あーーーーーコレだコレ!!!!この感覚だぁーーーーーーー」
「大っ嫌い!!!!!」
宇垣アナはあまりにも似合い過ぎていました。あまりにも完璧なコスプレだったんです。その「完璧さ」が僕の中の「嫌悪ド真ん中」を突いてきたのです。
コスプレイヤーともコスプレ嫌いの人ともお会いした事がない為、この感覚が伝わっているのかわかりませんが、似合えば似合うほど私の心にイヤ〜な気持ちが芽生えます。
結局宇垣アナのせいで私の心はぶり返し、コスプレを見ようとは思わなくなってしまいました。どうしてくれんの!もう!!
まあ、このような声が本人に届いたとしても
「マイメロわかんな〜い」
で済まされるだけだと思いますけど。